A CASE OF CARCINOID TUMOR AT VATER PAPILLA

Hidetaka SHIGETA; Makoto SEKI; Hirotoshi OHTA; Masashi UENO; Tomoyuki TANAKA; Narutoshi NAGAO; Takashi TAKAHASHI; Eiichi SATO; Kouichi TAKANO; Akio YANAGISAWA; Nobuhiko OHKAWA; Shigehiro KATAKURA

doi:10.11280/gee1973b.40.1851

Vater乳頭部のカルチノイドの1例

重田英隆, 関誠, 太田博俊, 上野雅資, 田中知行, 長尾成敏, 高橋孝, 佐藤栄一, 高野浩一, 柳澤昭夫, 大川信彦, 片倉重弘

著者情報

重田英隆
癌研究会附属病院外科
関誠
癌研究会附属病院内科
太田博俊
癌研究会附属病院内科
上野雅資
癌研究会附属病院内科
田中知行
癌研究会附属病院内科
長尾成敏
癌研究会附属病院内科
高橋孝
癌研究会附属病院内科
佐藤栄一
癌研究会附属病院内科
高野浩一
癌研究所病理部
柳澤昭夫
癌研究所病理部
大川信彦
片倉クリニック
片倉重弘

ジャーナルフリー

1998 年 40 巻 10 号 p. 1851-1856

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.40.1851

詳細

抄録

症例は44歳の女性.近医にて上部消化管内視鏡検査中にVater乳頭部腫瘤を偶然発見された.生検でカルチノイドと診断され,当院で幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PPPD)を施行した.乳頭部の粘膜下に径7mmの腫瘍が存在した.Vater乳頭部カルチノイドは稀であるが,10mm以下の微小報告例は5例とさらに少ない.微小例といえども悪性度が高く,リンパ節郭清を伴う膵頭十二指腸切除が必要である.

責任著者(Corresponding author)

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