日本消化器内視鏡学会雑誌
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経過中に虚血性腸病変を併発し,保存的治療にて軽快した大腸腸間膜脂肪織炎の1例
仲吉 朝邦小橋川 嘉泉前城 達次与儀 裕金城 福則斎藤 厚
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1999 年 41 巻 7 号 p. 1342-1347

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抄録
症例は66歳,男性.下腹部痛,水様性下痢便を主訴として当科受診,下腹部に腫瘤を指摘され精査目的にて入院となった.各種検査にて大腸腸間膜脂肪織炎と診断し,保存的治療を行った.第40病日頃から粘液便が出現し,上部直腸~下行結腸に縦走潰瘍を認めた.その後も保存的治療を継続し,第80病日頃軽快した.本症例は腸間膜脂肪織炎に虚血性腸病変を併発したものであり,これら疾患の病態を考える上で貴重な症例と思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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