日本消化器内視鏡学会雑誌
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徐放性消炎鎮痛剤により多発性大腸潰を発症した慢性関節リウマチの2例
森田 茂樹加藤 浩之林田 宜久古河 隆二早川 滉高原 耕
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2001 年 43 巻 2 号 p. 172-176

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抄録
 徐放性消炎鎮痛剤(NSAID)により大腸潰瘍を発症した慢性関節リウマチの2例を経験した.症例1はインドメタシン徐放剤による71歳の女性,症例2はジクロフェナク徐放剤による54歳の女性で,いずれも盲腸・上行結腸の不整形・類円形の多発潰瘍例であった。他の部位に所見なく,便培養は陰性.病理所見では非特異的な潰瘍病変であり,同剤中止により治癒した.NSAIDによる大腸潰瘍は,高齢者・右側結腸・徐放剤使用者に多い傾向があり,われわれの例も合致していた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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