日本消化器内視鏡学会雑誌
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大腸inflammatory myoglandular polypの5例
藤野 靖久折居 正之中村 眞一菅井 有斉藤 慎二山口 隆将野呂 明広石井 基弘猪股 正秋鈴木 一幸
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2001 年 43 巻 8 号 p. 1281-1286

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抄録
大腸inflammatory myoglandular polypはNakamuraらに提唱されて以来43例の報告があり,自験例を加えた48例について臨床病理学的,内視鏡的検討を行った.平均年齢は51歳で男性に多かった.症状は出血が多く,発生部位は1例を除いて直腸から横行結腸で,すべて単発であり,多くは有茎性であった.内視鏡所見は表面平滑で発赤し,一部にびらんを伴い,時に分.葉していた.現在までに悪性化例の報告は認められない.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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