日本消化器内視鏡学会雑誌
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若年者に発症した急性出血性直腸潰瘍の1例
中沢 和之向林 知津新垣 直樹井上 泉前北 隆雄柳岡 公彦玉井 秀幸塩谷 昭子北内 信太郎一瀬 雅夫
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2002 年 44 巻 2 号 p. 151-154

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抄録

 症例は14歳,男性.外傷性頸髄損傷にて人院,四肢不全麻痺の状態で,寝たきりに近い状態であった.人院後17日目に,突然の無痛性新鮮下血が出現した.大腸内視鏡検査を施行したところ,下部直腸に限局して,全周性,地図状不整形潰瘍を認め,急性出血性直腸潰瘍と診断した.年齢的な要因ばかりでなく,仰臥位で寝たきり状態という身体的要因が本症発生機序に大きく関与している事を示す貴重な症例と考えられたので報告する.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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