日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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出血性胃潰瘍に対するソフト凝固を用いた4+1接触法の有用性について
杉山 健土細工 利夫豊永 高史廣岡 矩臣植田 智恵岩田 恵典尾野 亘杉山 理恵子廣岡 大司
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2006 年 48 巻 2 号 p. 204-211

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抄録
ソフト凝固は従来の高周波凝固と比べ,スパークを発生させず組織内の水分をゆっくり脱水・蒸発するため,蒸気の発生をもって凝固の終了を判断できる.われわれは止血手順として血管周囲4カ所を凝固の後に血管そのものを凝固する4+1接触法を考案し,このソフト凝固を一般の出血性胃潰瘍76例に応用した.その結果初回止血率100%(単独止血率75.0%),再出血例・穿孔例なく,単独での止血時間は10分以内が92.2%と,良好な成績を得た.ソフト凝固を用いた4+1接触法は,簡便かつ血管処理能力に優れ,処置時間も短い,安全な止血術であると考えられる.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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