日本外科感染症学会雑誌
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Print ISSN : 1349-5755
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中心ライン関連血流感染サーベイランスとその活用
四宮 聡
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2019 年 16 巻 6 号 p. 631-635

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抄録

血流感染は,主要なデバイス関連感染の一つで致死的な転帰になることがある。中心ライン関連血流感染は,感染対策担当者が取り組むべきサーベイランスの一つである。継続的な感染率の観察は自施設の状況を把握でき,適切な評価につなげることができる。そして,結果を中心ラインにかかわる職員と委員会へフィードバックすることで,対策の強化や変更,啓発を通して職員の意識を向上させることができる。継続的なサーベイランス活動とフィードバックは,中心ライン血流感染率の低減に寄与することができる。

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© 2019, 一般社団法人 日本外科感染症学会
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