三重大学附属病院ゲノム医療部ゲノム診療科 三重大学大学院医学系研究科消化管・小児外科学講座
三重大学大学院医学系研究科消化管・小児外科学講座
2021 年 18 巻 2 号 p. 304-313
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超高齢化社会を迎える本邦において,加齢に伴うサルコペニアは消化器癌における治療方針を決める上でも重要な要素となる可能性がある。本稿では,骨格筋の量や質の低下が腫瘍学的予後に与える影響,周術期感染性合併症が腫瘍学的予後に与える影響,そしてその両者の相互関係をこれまでの報告をもとに,われわれの研究データも踏まえこれまでの文献的に再評価するとともに,今後の展望を考察したい。
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