日本プライマリ・ケア連合学会誌
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臨床医学の現在
COPD (慢性閉塞性肺疾患) の診断と治療
柳 秀高
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2012 年 35 巻 2 号 p. 162-164

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抄録

要 旨
 慢性閉塞性肺疾患 (COPD : Chronic Obstructive Pulmonary Disease) は慢性の肺の炎症性疾患であり, タバコ煙を主な原因とする. 禁煙による予防や, 気管支拡張薬, ステロイド薬吸入, 酸素療法, 呼吸リハビリテーションなどによる治療が有効である1) . 喫煙率が減少傾向ではあるものの, 依然として先進国の中では高率2) であり続ける我が国において現在のみならず, 将来にわたって注意が必要な疾患の1つである. 我が国の大規模な疫学調査3) によると, 日本人の40歳以上のCOPD有病率は8.6%, 患者数は530万人と推定されたが, 厚生労働省の統計ではCOPD患者数は17万3000人と報告されている. つまり, 診断されていない人が500万人以上存在すると推定されており, プライマリケア医が関与するべきフィールドが大きいと考えられる.

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© 2012 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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