抄録
大気中のO2/N2比およびCO2濃度の解析は、海洋および陸上生物圏によるCO2吸収量の見積に有効な手法である。精度の高い見積を行うためには、大気および海洋の気候を再現した全球循環モデルと観測データとを比較し、モデルの精度を高めることが必要である。そこでデータ取得頻度を高めるためにGC/TCDを用いたO2/N2比計測システムを落石岬のステーションに設置し、2005年3月17日より自動計測を開始した。本研究では、現場観測システムにより得られたO2/N2比およびCO2濃度の数時間から数日単位の変動と、落石近傍における大気海洋間のガス交換および純一次生産との関係を明らかにすることを目的とする。