日本地球化学会年会要旨集
2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集
セッションID: 2A09
会議情報
環境
Fe(II)/Fe(III)混合水酸化物(Green rust)によるSb(V)の非生物還元反応
光延 聖高橋 嘉夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
アンチモン(Sb)は有害元素の一つであり、近年環境中への汚染が問題視されている元素である。筆者らは天然環境でのSbのスペシエーションから酸化体のSb(V)が非常に安定であることを明らかにした(Mitsunobu et al., 2005)。Green rustはFe(II)とFe(III)を内包した水酸化鉄であり、天然環境中での還元剤として注目されている。Sb(III)はSb(V)に比べ毒性が高いためSbの還元反応は重要であり、またこれまでGreen rustのSbとの相互作用について報告はない。そこで本研究ではGreen rustのSbへの還元活性を考察した。その結果、固液両相でSb(III)が観察され、SbはGreen rustによって還元されることがわかり、天然環境でのSbの挙動にGreen rustが大きな影響を与えることが示唆された。
著者関連情報
© 2006 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top