キレート繊維カラム濃縮-ICP-MSによる海水中Pd, Pt, Auの分析

宗林 由樹; 里 泰志; 稲田 慶子; 則末 和宏; 八田 真理子; 張 勁

doi:10.14862/geochemproc.53.0.238.0

2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集

セッションID: 3C06

DOI https://doi.org/10.14862/geochemproc.53.0.238.0

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海洋

キレート繊維カラム濃縮-ICP-MSによる海水中Pd, Pt, Auの分析

宗林由樹, 里泰志, 稲田慶子, 則末和宏, 八田真理子, 張勁

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キーワード: パラジウム, 白金, 金, 海水, 分析法

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抄録

海水中Pd, Pt, Auは，1 pmol/L以下の超微量成分である．これらは置換不活性な塩化物錯体であると考えられている．分析が困難であるため，海洋学的データはきわめて少ない．我々は，キレート繊維ポリ(N-アミノエチル)アクリルアミドを用いるカラム濃縮法と高分解能ICP質量分析法に基づく新規分析法を開発中である．本法によれば，5 L程度の海水試料を用いて，三元素の同時定量が可能である．講演では本法の現状および本法を西部北太平洋の海水試料に適用した結果について述べる．

責任著者(Corresponding author)

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