日本地球化学会年会要旨集
2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集
セッションID: 1C07
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地球外物質
マーチソン隕石のマクロモレキュラーカーボンからの衝撃によるD,13Cの選択的放出
三村 耕一岡本 道意杉谷 健一郎橋本 重将阿部 理
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抄録
macromolecular carbon(MC)は隕石中有機物の主要成分であり,MCは異常に高いδD値(+850‰)を示すことからinterstellar materials (ISM)起源の有機物を取り込んでいると考えられている.しかし,ISM起源有機物は電波観測によりδD値は104 - 105‰であることが分かっており,ISM有機物がそのまま隕石中に取り込まれて,MCになったと考えるには無理がある.つまり,ISM有機物からMCになるまでに何らかの同位体的変化(進化)があったはずである.一般に隕石は,ISMを含む星雲の収縮,太陽系星雲中でのダストの衝突・集合,母天体の形成・破壊,地球への落下という現象を経験している.これらの現象の中では必ず物質同士の衝突が起こり,そこで発生した衝撃波の影響を物質は被っている.そこで宇宙起源物質の有機物であるMCを出発物質として使用し,その衝撃波を被ったときの元素(水素と炭素)とそれらの同位体の挙動を調べた.
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© 2006 日本地球化学会
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