抄録
隕石の進化の過程を理解するために水質変成による影響を研究することは重要である.いくつかの隕石では水質変成により隕石中に含まれる希ガスが脱ガスすることが知られている.今回行った実験では,CV3アレンデ隕石に比べ,すでに水質変成を受けていると考えられているCM2マーチソン隕石をサンプルとした.隕石を粉砕し3つの試料に分け,1つをbulkとし残りの2つをそれぞれ蒸留水と共にテフロン容器に入れ,200℃,15atm下のオーブンの中で2週間,4週間水質変成させた.変成させたサンプルは段階加熱法により600℃.1600℃での希ガス放出量,同位体比を測定した.