抄録
これまでに様々な手法により海洋溶存有機物の化学的キャラクタリゼーションが行われてきたが、未だ溶存有機物の化学的性質には未解明な点が多く、その動態に関してよく分かっていない。溶存有機物の化学的キャラクタリゼーションの一つとして、古くから光学的手法(可視・UV分析、蛍光分析)が用いられてきた。この手法は主に沿岸域における陸起源有機物の動態理解及びキャラクタリゼーションに用いられてきた。しかし近年、外洋における溶存有機物に関して光学的手法を用いた研究が行われるようになり、溶存有機物の動態に関して新たな像が見えつつある。本発表では、著者らが得た結果とその応用・発展ついて議論したい。