日本地球化学会年会要旨集
2007年度日本地球化学会第54回年会講演要旨集
セッションID: 1C15
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地球外物質
南極隕石中26Al含有量の測定
楠野 葉瑠香福岡 孝昭小島 秀康松崎 浩之
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抄録
隕石中の26Al含有量を測定することにより,南極隕石の落下頻度の時間変化,ペアリング,氷床の年代などの情報源を得ることができる.本研究では,南極隕石の落下頻度の時間変化に着目することにした.南極隕石は,限られた地域で多くの隕石が発見されているため,落下頻度の時間変化を求めるために適した試料だといえる.ここでは,非破壊で測定できる超低バックグラウンドγ線測定法と, AMS(加速器質量分析)法を用いた,隕石中26Al含有量の測定法を報告する.前者は非破壊だが,測定に4‐6ヶ月かかる.後者は破壊法であるが,短時間で測定できる.両測定法を用いることにより,少しでも多くの隕石中26Al含有量を得ることができる.
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© 2007 日本地球化学会
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