抄録
淀川は日本最大の湖琵琶湖を水源とし、宇治川として流れ出た川が、桂川、木津川と合流し形成される河川である。この河川は最終的に大阪湾に注ぎ込むが、その途中には下水処理施設が点在し、その処理水がこの河川に流入する。また地域により人為的起源の家庭排水や工業排水の影響が異なるため、その生態系への影響も異なると予想される。そこで本研究は、淀川水系、神崎川水系、琵琶湖への流入河川を研究対象とし、一般水質項目(アルカリ度、F-、Cl-、Br-、NO3-、PO43-、SO42-、Na+、K+、Ca2+、Mg2+)の広範囲な分布およびその季節変動について調査した。