抄録
クロロフィルのテトラピロール骨格のメチン架橋位の炭素同位体組成を,分子全体と酸化分解により得られるマレイミド類の炭素同位体組成を比較することで求められる.本講演では,高等植物とシアノバクテリアから得られたクロロフィルaの値をもとに,後者のチン架橋位の炭素同位体組成がβカルボキシレーションによる重炭酸の同化を反映して,実際に大きな値をとるかどうかを検証する.また,東北日本の中新統女川層から得られた化石ポルフィリン(のメチン架橋位の炭素同位体組成を求め,当時の基礎生産におけるシアノバクテリアの寄与について議論する.