抄録
地層中にC33 以上のポルフィリンの存在が確認されている。本研究では、数種類のモデルポルフィリンを用いて加熱実験を行ない、続成過程におけるトランスアルキレーションのプロフィールの解明を目指した。また、堆積岩の分析を行ない加熱実験の結果と比較した。
加熱実験は基質にビニル基を持つポルフィリンとエチオポルフィリンを用いて行ない、生成物をクロム酸酸化して得られたマレイミド類の異性体比はそれぞれ異なる比を示した。この結果は、トランスアルキレーションにより地層中で、 C33 以上のポルフィリンが生じる場合は、続成過程の初期とそれ以降で生成物の分布が異なることを意味している結果となった。