日本地球化学会年会要旨集
2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
セッションID: 2P20 13-P01
会議情報
宇宙地球有機物とアストロバイオロジー
有機物・微生物の宇宙曝露と宇宙塵・微生物の捕集実験(たんぽぽ) 、宇宙での微生物捕集と微生物生存可能性の検討
*河口 優子楊 印杰杉野 朋弘藤崎 健太横堀 伸一吉村 義隆辻 尭奥平 恭子田端 誠河合 秀幸鳴海 一成林 宣宏吉田 聡矢野 創橋本 博文山下 雅道小林 憲正山岸 明彦
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抄録
たんぽぽ計画では、ISS(国際宇宙ステーション)上での微生物と生命の材料になりうる有機化合物の天体間の移動の可能性の検証と、微小隕石の検出および解析実験を行うことを提案する。低軌道上で超低密度エアロゲルを一定期間曝露することで宇宙空間での微小隕石やその他の微粒子を捕集することを計画している。エアロゲルを回収後地上にて、エアロゲル表面と衝突トラックの顕微鏡観察の後、様々な解析を行う。エアロゲル中に残存した粒子に関して、鉱物学的、有機化学的、および微生物学的な検討を行う。一方、宇宙環境下での微生物の生存可能について検証するため、微生物の宇宙曝露実験も行う。我々は、エアロゲルで捕集された微粒子からの微生物の検出手法について現在検討している。また微生物の宇宙曝露実験について、宇宙の極限環境を模擬した条件下での微生物の生存率等の検討をしている。
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© 2009 日本地球化学会
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