日本地球化学会年会要旨集
2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
セッションID: 3D08 19-02
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ナノジオケミストリー・地球の物質の基礎化学
アスパラギン酸による炭酸カルシウムクラスターの安定化
*吉野 徹神谷 奈津美鍵 裕之
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抄録
2007年度地球化学会年会においてL-アスパラギン酸(L-Asp)水溶液中ではカルサイト(CaCO3)の溶解度が増加することを報告したが、その原因は未だ不明なままである(吉野 & 鍵, 2007)。しかし、最近になって、CaCO3の形成において核形成以前に熱力学的に安定なクラスター(分子量 約7000、分子径 < 4nm)が存在することや、ポリアクリル酸などのポリマーを添加することでそのクラスターがより安定化することがわかってきた(Gebauer et al., 2008, 2009)。我々が報告した溶解度は0.2μmメンブレンフィルターで濾過した溶液を測定した結果であるが、仮にクラスターが存在していたとすれば溶解度の増加を説明できるかもしれない。そこで、本研究ではL-Aspを添加したCaCO3飽和水溶液を分画分子量3kDa及び10kDaの限外濾過フィルターで濾過し、Ca濃度を測定することで、CaCO3クラスターの形成を評価した。
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© 2009 日本地球化学会
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