日本地球化学会年会要旨集
2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
セッションID: 3E06 04-06
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海洋における微量元素・同位体の分布と循環
中央太平におけるバリウムの断面分布:古海洋プロキシーの開発に向けて
*加藤 義久中村 智巳
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抄録
太平洋や南極海.およびその周辺の縁辺海において,溶存バリウムと栄養塩(Si/N比として)との分布の一致性について調べてきた.本講演では,最近の成果として,2004-2005年(KH-04-5, KH-05-2)に太平洋中央域で得たバリウムの南北縦断分布を示す.バリウムの分布にはCraig et al. (1972)が指摘したBenthic FrontとTransition Layerの構造とが明瞭に現れている,約40年経過した現在,そのような不連続層の深度の変動について紹介する.
一方,Ba対Si/N比ダイアグラムによる解析によれば,両者の相関関係は,海盆規模においてそれぞれ直線性を示している.このような関係を利用して,過去の海水組成(バリウム,ケイ酸塩,硝酸塩,リン酸塩について)を復元する方法を提案する.
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© 2009 日本地球化学会
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