日本地球化学会年会要旨集
2010年度日本地球化学会第57回年会講演要旨集
セッションID: 1P26 12-P04
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水圏環境地球化学
加熱分離法による標準岩石中のCl、Br、I定量法の検討及び海底堆積物への応用
*関谷 朋子安齋 博哉村松 康行松本 良戸丸 仁
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キーワード: 海底堆積物, ヨウ素, 塩素, 臭素
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抄録
ハロゲン元素は岩石の成因や変質の過程を調べる上で興味が持たれている。しかし、岩石中のハロゲン元素の濃度は微量のため、分析データが少ない。また、標準岩石試料についての報告例も不足しており、分析機関によってバラつきが大きいものが多い。そこで本研究では、加熱分離法を用いて岩石試料中のCl、Br、I濃度の分離及び分析法の検討を行った。本研究で用いる加熱分離法は、ハロゲン元素が揮発しやすく、水に溶けやすい性質を利用し、水蒸気を含んだ酸素気流中で試料を加熱し、分離するものである。なお、Clの測定はイオンクロマト(IC)を用い、BrとIは濃度が低いためICP質量分析器(ICP-MS)で測定を行った。
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© 2010 日本地球化学会
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