抄録
日本海側に位置する長崎県松浦市において、2004年4月~2006年3月にwater surface sampler(降水サンプラーと連結)を用いて観測された微量元素(As、Cd、Cr、Cu、Mn、Ni、Pb、Sb、Zn)の乾性沈着フラックスとその変動要因を調べた。その結果、微量元素の乾性沈着フラックスは大気中濃度ではなく、乾性沈着速度に依存していることがわかった。大気中の微量元素の粒径分布が、それらのフラックスと乾性/湿性沈着フラックスの相対的な寄与を決定する最も重要な因子であると考えられる。