抄録
国際宇宙ステーション(ISS)・日本実験棟「きぼう」の暴露部を利用し、有機物・微生物の宇宙曝露と宇宙塵・微生物の捕集を目指した「たんぽぽ」計画が進められている。この計画では、地球外からの飛来する宇宙塵を、大気圏突入前にシリカエアロゲルによってできるだけ非破壊で採取することが計画されている。そして、採取された宇宙塵中に含まれるアミノ酸などを分析することにより、原始地球環境で生命が誕生する時の原料物質がどのようなものであったのかを解明することを目指している。しかし、捕獲される粒子に含まれるアミノ酸含量は非常に少ないので、超高感度の分析技術を確立する必要がある。