日本地球化学会年会要旨集
2011年度日本地球化学会第58回年会講演要旨集
セッションID: 1B12
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セッション1 大気微量成分の地球化学と相互作用
モンゴル表層土壌の化学組成的、同位体比的特徴と国内大気降下物との関係
*松本 祐介木川田 喜一大井 隆夫廣瀬 勝己五十嵐 康人藤原 英司野村 雅夫Dulam Jugder
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キーワード: ウラン, 福岡, モンゴル, 同位体
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抄録
我々のこれまでの研究により、1964~2000年の福岡大気降下物に天然とは異なる同位体比を有するウランが見出された。これは核実験により汚染された中国大陸の土壌粒子を含む風送塵に由来する可能性が高い。そこでモンゴルの表層土壌の化学組成を日本の大気降下物、ならびに広く黄砂粒子の起源と認識されている中国黄土高原の表層土及びタクラマカン砂漠の砂と比較し、異常ウラン同位体比を有するウランの起源としての可能性を検討した。モンゴル表層土壌を化学的に分解し、ウラン同位体比や化学組成を分析した。Mg-Ca-Feの三成分図からはモンゴル表層土壌は相対的にCaに乏しく、タクラマカン、黄土、福岡大気降下物とは区別された。また、モンゴルの表層土壌のHNO3抽出液、抽出残渣のウラン同位体比は共に天然比であった。その結果から2000年春の福岡大気降下物とモンゴル表層土壌との間には今のところ明瞭な相関は認められていない。
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© 2011 日本地球化学会
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