日本地球化学会年会要旨集
2012年度日本地球化学会第59回年会講演要旨集
セッションID: 1P11
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G13 海洋化学・大気水圏(全般)
パラオ海溝にみられる深海石灰岩岩体の溶解
*坪井 辰哉和田 秀樹中村 俊夫藤岡 換太郎小栗 一将北里 洋
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抄録
しんかい6500潜航の際に、パラオ海溝陸側斜面の水深6500mの海底に巨大な石灰岩岩体を発見した。この石灰岩岩体は、炭酸塩補償深度(CCD)以深に分布している。石灰岩露頭近傍の海水の溶存無機炭素のAMS-14C測定の結果は、Δ14C値にして?295‰を示した。この値は、深海の溶存無機炭素のΔ14C値よりも低い。この低いΔ14C値の原因は、CCD以深での石灰岩露頭からの炭酸塩の溶解によって近傍の海水に14Cを含まない炭酸イオンが供給されたことによるものであり、局所的ではあるが、深海への炭素供給の実態を示すものである。
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© 2012 日本地球化学会
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