抄録
大気エアロゾルは、太陽光を直接散乱するだけでなく、大気中で雲凝結核(Cloud Condensation Nuclei; CCN)として働くことで雲の放射特性や寿命を変化させる。将来の地球全体の放射バランスや水循環過程を評価するためにも、実大気観測により大気エアロゾルのCCN特性を定量的に評価することが必要である。本研究では、能登半島の先端に位置する能登スーパーサイト(Noto Ground-base Research Observatory; NOTOGRO)において微小エアロゾルのCCN能と化学成分を高時間分解能で計測することで、東アジア域の大気エアロゾルのCCN特性の定量的な理解を目指している。発表ではアジア大陸から汚染気塊の影響の小さい夏季の観測結果を中心に報告する。