日本地球化学会年会要旨集
2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
セッションID: 1P28
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G09 生物と有機物の地球化学
IODP第338次航海で採取した海底堆積物中のアミノ酸の分布とその特徴
*淵田 茂司岡崎 香生里益田 晴恵
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抄録
 海洋堆積物は有機物の重要なリザーバーとして機能する。とくに,生物起源のタンパク質やアミノ酸は全有機炭素(TOC)の10-15wt.%を占めると考えられている。本研究ではIODP第338次航海(2012-2013)で採取された堆積物コア(最大913mbsf)に含まれるアミノ酸を測定し,海洋底深部域におけるアミノ酸の分布と特徴について考察した。測定の結果,全加水分解性アミノ酸(THAA)の濃度は最浅部(200mbsf)で最も高く,819.9μmol/gであった。その後,THAA濃度は深度とともに急激に減少し,最深部(913mbsf)では177.1μmol/gであった。浅部域では各種タンパク質性アミノ酸がほとんど同じ割合で存在していた。しかし,最深部ではセリンの存在比が増加しTHAAの21%を占めた。これは深部域ではアミノ酸がケロジェンなどの腐食物質に変化する熟成反応が進んでいることを示唆している。
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© 2014 日本地球化学会
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