抄録
東アジア地域は世界的に見ても高いエアロゾル濃度が観測される地域として認識されているが、その粒子の化学成分と雲凝結核(CCN)としての活性を同時に長期間観測した例は限られている。能登半島の先端において微小エアロゾルの化学成分とCCN活性の同時観測を継続して行った結果、粒子のCCNとしての働きやすさを示す吸湿度パラメータと粒子中に含まれる有機物の割合には良い対応が見られたほか、それらが季節によって変動することが明らかになった。また、粒径に応じて異なるCCN活性が観測されたことから、粒子に含まれる有機物の比率がサイズにより変化することが示唆された。