日本地球化学会年会要旨集
2015年度日本地球化学会第62回年会講演要旨集
セッションID: 1P31
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G14 初期地球と生命起源の地球化学
冥王代海洋地殻組成の推定とその含水融解実験:冥王代海洋・大陸地殻組成の解明に向けて
*近藤 望芳野 極小木曽 晢
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抄録
冥王代の地殻は、その生成・リサイクルを通して、マントルの化学進化を理解する鍵となりうる。さらに、冥王代大陸地殻の存在や化学組成は、冥王代の大気・海洋組成に影響し、生命の誕生・進化にも関わる重要な問題である。本研究では、高温高圧融解実験を用いて冥王代地殻の化学組成を解明することを試みる。カンラン岩の高温高圧融解実験データから冥王代海洋地殻組成を推定すると、マントルポテンシャル温度の高い冥王代においては、海洋地殻はコマチアイト質組成であった可能性が高いことが明らかとなった。プレートの一部としてこのコマチアイト質地殻が沈み込むと、その大きな温度勾配によって地殻が含水融解し、そこで生成されたメルトによって大陸地殻が形成された可能性がある。よって本研究は、コマチアイトの含水融解実験を様々な温度-圧力-含水率の条件で行い、生成するメルトの主成分元素組成と、融けのこり鉱物の相比・主成分元素組成を決定する。
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© 2015 日本地球化学会
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