日本地球化学会年会要旨集
2015年度日本地球化学会第62回年会講演要旨集
セッションID: 2A06
会議情報

G9  生物と有機物の地球化学
北太平洋亜寒帯域(K2サイト)におけるクロロフィルの窒素同位体比
*小川 奈々子吉川 知里大河内 直彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 植物プランクトンの光合成による有機物合成は、地球上の生物的物質循環を考えるうえで重要な要素であるが、湖水や海水中から植物プランクトンのみを捕集して一次生産者情報を得ることは、現在もなお技術的に非常に困難である。光合成アンテナ色素の一つであるクロロフィルやその分解生成物は、このような光合成物質循環を解析するための格好の指標化合物とみなされており、そのCSIAを用いた手法は、湖沼および海洋における光合成物質循環の解析研究に威力を発揮してきた。

 本講演では外洋における光合成と海洋窒素循環に関する知見を深めることを目的として、亜寒帯海域のK2 観測地点(47°00'N, 160°00')を中心に測定された有光層の懸濁態試料(POM)とそのクロロフィル色素(クロロフィルa, フェオフィチンa)、海水中の硝酸態窒素の窒素安定同位体比について、その結果を報告する。
著者関連情報
© 2015 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top