日本地球化学会年会要旨集
2015年度日本地球化学会第62回年会講演要旨集
セッションID: 2D03
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G13 原発事故で放出された放射性核種の環境動態
福島県土壌試料におけるウラン同位体比
*賞雅 朝子サフー サラタ クマール中井 俊一新江 秀樹
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抄録

福島第一原発事故由来の放射性物質のうち、ウランやプルトニウムなどのα線核種についての挙動を理解するため、マルチコレクター型ICP-MSを用いて、高精度なウラン同位体比測定を行った。

MC-ICP-MSでの高精度分析には、ウランの分離が必須であるため、U-TEVA樹脂による2回の分離方法を採用し、鉄などの妨害元素の除去を行いながらウランを分離した。

 土壌中のグローバルフォールアウトによるウランと比較するため、福島第一原発事故以前の沖縄、神戸の土壌試料を測定した。福島第一原発付近(30km以内)の試料は、空間線量率が大きい試料を12試料測定し、235U/238U比および234U/238U比から土壌中の原発由来のウランの寄与を観察した。

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© 2015 日本地球化学会
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