抄録
本研究では,SEMを用いて鉱物学的記載を行ったD’Orbignyの全岩および鉱物相の精密Cr同位体分析を行い,anchorとしての見直しを行った。今回新たに得られたデータから,D’Orbignyは負のε54Cr同位体異常を示すことが明らかになった。一方,Mn-Crアイソクロンに関しては,予備的なMn/Cr比をもとに計算した53Mn/55Mn が (3.29 ± 0.06) x 10-6となり,Glavin et al. (2004)やMcKibbin et al. (2015)に近い値が得られた。