抄録
環礁は標高が低く、自然災害などの影響を受けやすいことから、人類の居住には厳しい環境だと考えられてきたが、マーシャル諸島マジュロ環礁では、2000年以上も前から人類の居住が確認されている(Yamaguchi et al., 2009)。しかしその人間活動に結びつく土壌の発達の詳細な過程については不明な点が多い。そこで本研究では、人が移り住んだことが、土壌発達の過程にどのような影響をもたらしたのかを明らかにするため、土壌中の主成分元素および微量元素の鉛直分布を調査し、その詳細な化学形態ついても分析を行った。