日本地球化学会年会要旨集
2015年度日本地球化学会第62回年会講演要旨集
セッションID: 3P11
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G10 水圏や土壌圏の環境地球化学
水試料の炭素同位体分析のための試料保管:ろ過の効果とゴムセプタムの影響
*高橋 浩半田 宙子高橋 正明石川 修伍木村 浩之
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抄録
溶存無機炭素の炭素同位体分析を行う上で,試料の採取から分析までに同位体比が変化することがある.最も影響が大きい原因として試料中の生物活動が上げられる.その他にも炭酸塩の溶解や沈殿,外部からの汚染などがある.本報告では,生物活動の影響を回避するために,ろ過が有効であるのか,ろ紙の材質による違いがあるか,また,ブチルゴムのセプタム栓に関する検討結果を示す.
 ろ過をしていない試料では,日数が経過すると炭素同位体比が低下する傾向が見られた.ろ過をした試料では炭素同位体比の変化が小さくなったが,ろ紙の種類ごとに傾向がやや異なるようである.
灰色と黒色のブチルゴム製のセプタムの2つを比較すると,どちらも炭素同位体比の変化は小さく,両者に差がないように思われる.過去の報告に,灰色のセプタムで,炭素同位体比の変化があること指摘したものもあったことから,今後の変化に注視したい.
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© 2015 日本地球化学会
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