日本地球化学会年会要旨集
2016年度日本地球化学会第63回年会講演要旨集
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G01 大気微量成分の地球化学
北陸地方におけるPM2.5中の水溶性イオン成分及び黄砂粒子の変化特性
*金 聖鈞深井 謙佑山崎 暢浩佐藤 博仁竹内 皓基松原 弘樹矢地 千奈津渡辺 幸一
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キーワード: PM2.5, 黄砂
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p. 117-

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抄録

本研究では富山県小矢部市中山間部や射水市に位置する富山県立大学において、粒子状物質およびガス状物質などを測定し、越境汚染や噴煙の影響、大気汚染物質の起源などについて考察する。PM2.5中のイオン成分は、夏期から冬期にかけて濃度が低下した。夏季のSO42-やNH4+濃度は冬季の約2.5倍であり、冬季には北陸地方の降水量が増加し、大気中のイオン成分濃度が低くなると考えられる。一方、NO3-濃度については大きな違いがなく、夏季の平均NO3-濃度は0.39 μg/m3、冬季は0.52 μg/m3であり、むしろ冬季の方が若干高濃度だった。冬季の気温低下により、粒子状のNH4NO3が比較的存在しやすいためと考えられる。

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© 2016 日本地球化学会
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