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大気中において、ガス状物質から新たに粒子が生成する過程は新粒子生成と呼ばれ、エアロゾル粒子の個数濃度分布を左右する主要な要因の一つである。またエアロゾル粒子の一部は雲凝結核(Cloud Condensation Nuclei: CCN)として働くことで知られており、CCN 数が増加すれば、形成する雲の微物理構造が変化し、結果として雲の寿命などに影響が及ぶ。粒形分布と前駆ガスの解析結果から、能登半島では硫酸による粒子生成が支配的であるが、揮発性の有機化合物が関与するなど複数のプロセスが存在する可能性が示唆された。