日本地球化学会年会要旨集
2017年度日本地球化学会第64回年会講演要旨集
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G09 水圏や土壌圏の環境地球化学
水試料の溶存無機炭素分析における殺菌処理:水銀を用いない手法の提案
*高橋 浩半田 宙子松下 慎木村 浩之
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p. 228-

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抄録

水試料のDIC分析を行うにあたっては、生物活動による変化を抑えるため、毒物添加が一般的である。ここでは、様々な問題が多い水銀による殺菌を代替する物質として、塩化ベンザルコニウム(BAC)と塩化ナトリウム(NaCl)についての検討を行った。 陸水試料については、BACやNaCl未添加の場合には、δ13Cが数‰の変化があったが、BACやNaClを添加した場合には、ほとんど変化が見られなかった。一方、海水試料では、沿岸海水にNaClの添加したもので、6日目まではδ13Cの変化がほとんど見られなかったが、それ以降、数‰の変化を示した。NaClの添加による生物活動の抑制は、BACよりも効果が限定されると考えられる。これまでの結果では、BACで水銀を代替させても問題ない。

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