SOLAS (Surface Ocean-Lower Atmosphere Study, 海洋・大気間の物質相互作用研究計画)は、2001年に設立された、海洋と大気の境界を中心に物理、化学、生物分野を統合した生物地球化学的物質循環の研究プロジェクトである。その後の発展により、現在、海洋生物による炭素の固定や、海洋大気中の海洋生物起源、人為起源、陸起源の物質との相互作用が地球環境への与える影響について定量的に評価可能となりつつある。また、我が国では太平洋を中心とした大気と海洋の同時総合観測により、物理場の中で化学物質がどう動き、いかに生物が反応するか、従来の大気圏、海洋圏でお互いに独立した系では見えなかった相互作用(リンケージ)を明らかにする研究が活発になされている。