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北海道噴火湾にて、2014-16年に渡り、表面0 mから底層90 mまでの計14層において、計24回の海洋観測を行った。ジブロモメタンCH2Br2、ブロモホルムCHBr3、イソプレンC5H8をパージ&トラップ-ガスクロマトグラフ-質量分析法にて測定した。化合物の濃度は、ブルーム期に低く、ブルームの終焉2ヶ月以上経過後の5-8月に最大濃度を示した(ジブロモメタン:4.3-19.1 pmol L-1, ブロモホルム:13.0-34.0 pmol L-1, イソプレン: 67.8-133.3 pmol L-1)。鉛直分布の極大が表層混合層直下(5月50 m, 8月20 m)に一致して見られ、これは、表面混合による大気放出から免れたことと、混合層直下に存在する植物プランクトンが放出されたものが蓄積されたものと考えられた。