東日本大震災直後より1ヶ月間横浜で補集した粒径別エアロゾル試料に含まれる放射性エアロゾルの解析結果とこれまでに報告された粒径別試料に関するデータを用いて、事故発生初期に放出されたエアロゾルの粒径の推定と事故から1ヶ月間に横浜で捕捉した放射性セシウム由来の総放射能への粒径分布ごとの寄与割合を求めた。その結果、AMADが1.6 µmの事故直後に放出された粗大エアロゾル群が72%、AMADが0.5 µm程度のエアロゾル群が12%、粒径が0.43 µm未満の微小なエアロゾル群が13%となった。初期放出粒子として報告されたセシウムを濃集した粒子(Adache et al. 2013)に該当するAMADの粒子の総放射能への寄与が支配的であることが示された。