日本地球化学会年会要旨集
2017年度日本地球化学会第64回年会講演要旨集
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G01 大気微量成分の地球化学
富山県における地上および上空大気中の過酸化水素およびホルムアルデヒド濃度の測定
*宋 笑晶金 美佳市川 夢子角山 沙織渡辺 幸一
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p. 84-

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抄録

富山県において地上および上空大気中のH2O2、HCHO、SO2、O3などの測定を行った。上空大気の観測は小型ヘリコプターを利用して実施した。H2O2は上空で高濃度であり、HCHOは地上付近で濃度が高かった。地上大気中のH2O2およびHCHOは、夏季に濃度が高く、冬季に低くなる傾向がみられたが、午後のH2O2とO3の極大期には2か月程度のずれがあり、O3濃度は5, 6月に最大であったのに対し、H2O2濃度は7, 8月に最も高くなった。大都市域と異なり、北陸地方ではO3は越境汚染の影響を受けやすい初夏に、H2O2濃度は紫外線量が強く気温も高い夏期に最高値となると考えられる。また、暖候期では、富山県射水市における地上大気中のSO2濃度よりもH2O2濃度の方が高く、SO2の酸化能力が十分備わっていると考えられる。

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