日本地球化学会年会要旨集
2017年度日本地球化学会第64回年会講演要旨集
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G02 古気候・古環境解析の地球化学
TMAH–GC–MS法によるsterolの分析と酸化還元指標としてのstanol/sterol比の検討
*中國 正寿大力 千恵子北野 純一Kaur Gurpreet竹原 景子山本 修一
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p. 94-

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抄録

Sterolは貧酸素環境下で、バクテリアの作用によってstanolへと還元されることが知られていることから、高いstanol/sterol比は還元環境を示す指標として利用可能である。本研究では、短時間で有機物の分析が可能な水酸化テトラメチルアンモニア(TMAH)試薬を用いた有機物分析法(TMAH–GC–MS法)を用いて得られたstanol/sterol比から過去の海洋(カリフォルニア沖)と湖沼(水月湖)の酸化還元の復元を試みた。両堆積物の分析の結果、24-nordehydrocholestanol/24-nordehydrocholesterol比と、diatomstanol/diatomsterol比が両サイトにおける酸化還元イベントを記録しており、有用な酸化還元の指標としてのポテンシャルがあることを示した。

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