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この講演では中国大陸からの越境汚染の影響を受けやすい九州・沖縄地方において行った二次生成有機エアロゾル(SOA)の実態解明に向けた屋外観測の結果を紹介する。観測ではエアロゾル質量分析計によるセミリアルタイム観測やフィルターサンプルに含まれる低揮発水溶性有機炭素(LV-WSOC)の濃度と炭素安定同位体比測定を実施した。このケーススタディーにおいては、エアロゾル質量分析計で観測されたカルボン酸由来のフラグメントイオン強度とLV-WSOC濃度の間に非常に高い相関が見られた。データ解析の結果から、測定されたカルボン酸とLV-WSOCはSOA由来であることが示唆され、バックグラウンドとしてSOA由来でないLV-WSOCがわずかに含まれていることも示唆された。