日本地球化学会年会要旨集
2018年度日本地球化学会第65回年会講演要旨集
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G08 生物と有機物の地球化学
生物の放射性炭素濃度および分子レベル同位体組成を用いた生態学的な研究
*石川 尚人
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p. 173-

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抄録

これまで演者は共同研究者とともに、放射性炭素(14C)の天然存在比や、アミノ酸、クロロフィルといった有機化合物レベルの同位体指標を、生態系の研究に応用してきた。おもに分かったことは:(1)河川の水生昆虫や魚類は、地質や土壌に由来する、14C年代のきわめて古い炭素を利用している;(2)アミノ酸の窒素同位体比から、生物の栄養段階を高精度に推定することができる;(3)クロロフィル a の各種同位体比から、一次生産者に由来するエネルギー流を正確に見積もることができる;そして(4)アミノ酸の14C年代は、生態系のリサイクル指標になるかもしれないなどである。本講演では、演者が現在行っている研究も含めて紹介したい。

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