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1990年代にGC-IRMSを用いた同位体比質量分析法が実用化されて以降、アミノ酸の化合物別同位体分析(CSIA)が可能となり、毛や尿などの生体試料から土壌、堆積物、隕石などの宇宙地球化学試料まで幅広く適用され、その起源や反応履歴情報の解読に利用されている。しかしながら、CSIAのみでは、起源や反応履歴(生成・分解経路)の情報解読が十分に行えない場合があり、アミノ酸の分子を構成する官能基ごと、あるいは分子内の構成元素1つ1つの安定同位体比測定、すなわち部位別同位体分析(PSIA)が必要であることが認識されている。そこで本研究では、主要なアミノ酸のひとつであるグリシンに着目し、ニンヒドリン反応を用いたアミノ酸におけるPSIAの妥当性を検証した。