揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds : VOC) の中でも、ハロゲンを含むモノハロメタンは大気中に放出されると光分解され、ハロゲンラジカルを放出し、オゾン分解や大気環境に影響を与えることが知られている。海洋由来のVOC生成源のひとつである円石藻Pleurochrysis roscoffensisを対象に培養実験を行った。その結果、硫化ジメチル(DMS)及びCH3Br、CH3Cl、CH3Iのモロハロメタン生成能をもつことが明らかになった。光量子束密度が高い方が、生成量が約1-2.4倍増加し、さらに本研究株は海洋のDMS生成の約15%を説明できる結果となった。本研究結果から、光量子束密度とDMS及びモノハロメタン生成量に関係があり、日射量の変化が海洋から大気に放出されるVOCへ影響を及ぼすのではないかと示唆された。