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沿岸海域における二酸化炭素分圧(pCO2)の変動メカニズムは未解明の部分が多く,また短期的に大きく変動することから連続観測の必要性が高まっている.しかし電力供給の困難な環境における観測方法は確立されておらず,データは不足しているのが現状である.本研究ではpCO2連続観測システムを構築し,汽水湖におけるpCO2の連続観測,およびその変動要因の解明を行った.調査の結果,最長24日間の連続観測に成功し,いずれも海水pCO2は大気に対して未飽和の状態であった.塩分の係留データから淡水と海水が単純混合した場合のpCO2を算出したところ実測値が計算値よりも低い値を示したことから,沼内では生物生産などによる炭素の固定があり,それが海水pCO2未飽和の要因となっていると考えられる.