日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G8 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
カムチャッカ半島背弧火山列の火山岩から分離したかんらん石・輝石の希ガス同位体組成
*深川 雅央角野 浩史Anna O. VolynetsYuri Taran
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キーワード: 希ガス, 同位体比
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p. 128-

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抄録

希ガス同位体比をカムチャッカ半島の超背弧火山列(Sredinny Range)で採取された玄武岩・安山岩から分離したかんらん石・輝石について調べることで火成活動の起源について制約が与えることを試みた。かんらん石の3He/4He比は8.008±0.06Ra(大気中の3He/4He比を1Raと表す)とプルーム起源の海洋島玄武岩と比較して明らかに低くむしろMORB的な値を示し、火成活動の起源はプルームの上昇ではなく対流しているマントルであると考えられる。また、カムチャッカ半島の火山列で最も海溝に近い火山フロント列に属するAvacha火山のマントル捕獲岩で報告された7.724±0.02Ra(Kobayashi et al.,EPSL 2017)と比較するとカムチャッカ半島の下のマントルウェッジの3He/4He比は均質と考えられる。

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